カメラ講座

ピントの合わせ方で変わる!子供写真がさらに良くなる3つの方法

みなさんこんにちは!

梅雨が明けてきてようやく良い天気!・・・かと思ったらどうやら台風が近づいているようですね笑

晴れたり雨が降ったり気温が急に上昇したり、体調にも気をつけたいところですが、もし台風が来てしまったら外出の際には足元などにも充分気をつけましょう♪

さて、本日は前回から引き続き、ピントのお話についてです!

前回ではピントが合わないときの3つの対処法についてお話しましたが、今日はそこからもう一歩踏み込んだ話を できるだけわかりやすくお話してみたいと思います♪

家族写真 茨城

ピントの合う範囲はどうやって決めるの?

みなさんの中にもSNSなどで、いろんな写真を目にする機会が多いという方は結構いるのではないでしょうか?

そんなとき、同じように外で撮った写真なのに、自分の撮った写真と比べてなんだか背景の緑がキラキラしていたり、被写体以外がキレイにボケていたりして

疑問に思ったことはありませんか?

同じ一眼レフカメラのはずなのに・・・なんで?!

それはズバリ、ピントの合う範囲の違いなのです!

まず結論からお話してしまうと、背景のボケた写真を撮りたい時には絞り(F値と呼びます)の数字を小さく、背景までハッキリ撮りたい時には絞りの数字を大きくします。

つまり・・・

絞り(F値)が小さい数字=背景はボケる

絞り(F値)が大きい数字=背景はハッキリ

という感じです♪

ではどのようにピントの合う範囲を決めていけば良いのでしょうか!

ピントの合う範囲というのは、前述で出てきた“絞り(F値)”で決めることができます。

絞り(F値)とはピントの合う幅(どのくらい奥までまでピントが合っているように見えるか)と光量(明るさ)の調節を行う役割を持っているため、ここを調整してあげることで見せたいポイントを変化させることができます!

背景がキレイにボケている写真やキラキラした玉ボケに見える写真などは、絞りの数字を小さくして撮っていることがわかりますね♪

逆に、被写体の背景や奥にあるものにまでピントが合っているように見せたい場合は絞りの数字を大きくしてあげれば良いということです。

自分の撮りたい感じに合わせて調整してみると楽しさがグッと上がると思います♪

そして先ほども少しお話した通り、絞りにはピントの合う幅というものがあります。

絞りを小さくすればするほどピントを合わせたところ以外がボケていき、絞りを大きくすればするほどピントを合わせたところから奥までピントが合っていきます。

このピントの合う幅のことを“被写界深度”と呼びます♪

なんだかちょっと難しそうに聞こえるけれど、実は単純なことなのですね笑

ただ、絞りの数字が小さく、ピントの合う幅が狭くなっているときには手ブレなどの影響でピンボケしやすくもなるので気をつけましょう!(※ コチラの記事も合わせて読んでいただくとよりわかりやすいかと思います♪)

家族写真 茨城

ピントを合わせて子供を可愛く撮るには?

子供の写真を撮るママさんやパパさんからよく耳にするお困りの声にお応えして 、ここからは子供を撮る際にも便利な機能や、ピントと絞りを利用してどんな撮り方ができるのかを3つご紹介していきたいと思います♪

この記事を読んでいただいているみなさんも、こんなこと 困ったりしていませんか?笑

1. 『ピントが合う前に子供が動いちゃう!』

例えば目線のある写真が撮りたいけど ピントを合わせている間にお顔がおよそに向いてしまう!なんてこともあると思います笑

そんな時、ついつい夢中になってシャッターを切り続けてしまいがちですが、そんな時こそ、普段通りの会話や遊びをしながらカメラを通したコミュニケーションを楽しんでみてください♪

そうして大好きなママさんやパパさんだからこそ撮れる子供の笑顔や引き出せる表情もあると思います!

決して焦らず、一緒に楽しむことは子供をより可愛く撮るためには欠かせません♪

さらに、元気に動き回る子供にピントを合わせたい!という場合にはカメラの設定や機能を使ってみるのもオススメです。

例えば、動く子供(被写体)に合わせてピントを合わせ続けてくれる機能もあったります!

メーカーによって名称は異なりますが、CanonならAIサーボAF、NikonならAF-Cモードなどです。

同じカメラメーカーでも機種などによって設定の仕方が異なりますが、とても簡単に設定できる便利な機能ですので、お使いのカメラに合わせて活用してみるといいと思います♪

2. 『どこにピントを合わせたらいいかよくわからない!』

『子供を撮りたいけど、どこにピントを合わせて撮るのが良いんだろう・・・』

そんな疑問を持ってるママさんやパパさんにもよく出会います。

ピントは基本的にカメラから見て手前側に合わせてあげると自然に見えると言われています。

例えば少し横向きの顔なら、手前側の眼にピントを合わせてあげることでより自然に見え、さらに表情が伝わりやすいものになると思います!

赤ちゃんや子供は特に目がキラキラとしていてキレイなので、グッとアップで撮ってみるのも可愛さが際立ちますね♪

自分が撮りたい表情や場面は、どこを一番見せたいのかを基準にすると決めやすくなりますよ♪

もし、兄弟二人が一緒に遊んでいるところを、どちらにもピントが合うように撮りたい!というときでも、二人が横並びなら並行な位置から撮ってあげればピントが合いますし、二人に前後の距離がある場合には絞りの数字を大きくしてあげると良いでしょう♪

3. 『せっかくの一眼レフカメラ、背景がキラキラした印象的な子供を撮ってあげたい!』

『せっかく一眼レフカメラを使っているのに、なんかあまりスマホカメラと変わらない写り映えな気がする・・・もっと背景をキラキラした感じの写真にしたい!』

と、そんなお悩みもよく耳にします。

最初の項で、背景をぼかすには絞りの数字を小さくする とお話しましたよね♪

その数字をなるべく小さく、ボケをさらに有効にしてくれるアイテムが存在します!

それが単焦点レンズ!!

通常、一眼レフカメラを買った時に一緒についてくるキットレンズは“ズームレンズ”と呼ばれるもので、レンズの操作だけでズームして大きく写したり、広く写すことができる分、レンズの枚数も多く複雑に構成されています。

一方、単焦点レンズはとてもシンプルに出来ていて、ズームなどは出来ない分、とても明るい絞りの数字で取ることが出来ます。

例えば、F1.4という絞りの数字は一般的に多く使われている単焦点レンズの中では小さい数字に当たり、明るく、キレイなボケを作り出してくれます。

使っているレンズの一番小さい絞りの数字を“開放”や“開放F値”などと呼びます♪

ちょっとレンズのお話になってしまいましたが、この単焦点レンズを使ってみると それだけでもガラリと写真の雰囲気が変わります!

お値段も安価で購入できるものがあるので、使ってみることをオススメします♪

この単焦点レンズを使って、絞りの数字を小さくして西陽や木漏れ日を背景に、子供にピントを合わせて撮ったりするだけでも ピントの合っている子供だけが強調されてとても印象的な写真にすることができます♪

さて、今回は前回に引き続き ピントの疑問についてお話しさせていただきましたが、いかがだったでしょうか♪

大切な子供の成長を、親の手で記録にも記憶にも残るものにしてあげたい。

そのための疑問を解決するお役に、少しでも立てれば嬉しいなと思います♪

まだまだこんなことも知りたい、こんなところがわからなくて困っている!など

カメラや写真についてお困りの方も、これからたくさん子供の写真を撮っていきたい!というママさんもパパさんもたくさんいると思います!

もし少しでも気になった時には阿部写真館プレイアトレ土浦店で毎月無料開催の写真教室に足を運んでみてください。

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ではまた♪

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