皆さんこんにちは!
今回はカメラレンズに
付いているレンズフード
についてのお話です。
(前回のお話はコチラ)
普段一眼レフカメラを
愛用している方でも
レンズフードの効果や
あるとないとで何がどう
変わったりするのか
そこまで気にしたことがない
という方も実は結構
いるのではないでしょうか。
本日はそんなレンズフードを
使う目的や利便性をはじめ
レンズフードって結局
いるの?いらないの?って疑問にも
触れてみたいと思います!
レンズフードについて
気になっていた方も
そこまで
気にしていなかった方も
カメラや写真が好きなら
知っておいて損のないお話です
ぜひ参考にしてみてください♪
そもそもレンズフードとは?
レンズフードとは簡単にいうと
レンズにとっての
『サンバイザーや帽子』
みたいなものです。
眩しいとき、ひさしがあると
周りが見やすくなりますよね?
人間の視界と同様に
カメラも光がないと
写真を写せません。
しかし、見るために必要な光と
勝手に込んでくる光とは少し異なります。
過剰に入り込んでしまう光は視界を
眩しくしてしまうだけなのです。
強い光はレンズの視界の外からでも
写り込んでしまうことがあります。
そういった余分な光の写りこみは
『ハレーション』とか『フレアゴースト』
などと呼ばれたりします。
そこで写真に入り込む
不要な光をカットし
鮮明な状態の写真を
撮れるようにしてくれるアイテム
それがレンズフード
というわけですね♪
レンズフードの効果は大きく3つある
①余計な光を避けるため
前項でもご紹介しましたが
レンズフードとは
カメラレンズにとって
帽子やサンバイザーの
役割をしてくれてるわけです。
写真にとって余分な光
ハレーションやフレア(全体が白っぽくなる)
ゴースト(写真内に模様が出てしまう)を
遮ってくれる効果があります。
しかし、念の為補足をしておくと
ゴーストやフレアが写っていると
悪いというわけではありません。
余分な光を敢えて
写真に残す表現もあります。
あくまでも
意図しない不要な光を
遮る役割を担っているのが
レンズフードということです。
②レンズを守るため
レンズをキズや破損から保護する
レンズフードは
筒状や花形状が一般的で
レンズの周りを覆うように
取り付けます。
そのためレンズに直接
何かが当たることは少なく
レンズがキズ付いたり
破損することが少なくなります。
ぶつけてしまったり
落としてしまったり
なんて、最悪の場面でも
レンズフードがあると無いとでは
差が生まれます。
レンズフードをつける
理由の1つとして
レンズの保護というのは
大きな意味を持っています。
指紋や汚れをつきにくくする
レンズフードがあると
レンズに直接手が
触れにくくなります。
撮影中もそうですが
カメラを下げている時や
移動中などに
不意にレンズに手が
触れてしまうことがあります。
また、雨の日や
風の強い日の撮影でも
レンズフードがついていると
レンズが濡れたり
汚れがつきやすい状態を
避けることができます。
③反射の写り込みの防止
ガラス越しに写真を撮影する機会が
時にはあると思います。
例えば水族館や展望施設など
レンズフードなしで撮影すると
光の反射で自分の姿や
他の物が写り込んでしまいます。
余計な写り込みを避けるため
ガラスに近づくしかないのですが
レンズフードがない状態で近づけると
レンズが当たってキズや汚れの原因になります。
しかし、レンズフードを
装着していれば
レンズフードのフチを
ガラスに密着させて光を遮り
写り込みも防げます。
レンズフードは結局いる?いらない?
ここまではレンズフードの
効果や利便性などについて
お話ししてきました。
しかしこのレンズフード
いるのか いらないのか
実は結構意見が別れる
話題なんです笑
“レンズフードいる派”の
方たちの多くが
上記の効果や必要性を理由に
レンズフードを使っているとして
それでは
“レンズフードはいらない派”
の方たちの意見はどうでしょうか
例えばこんな声があります。
・光を遮る効果がさほどでもない
(特に花形のレンズフードの場合)
・そもそもレンズを傷つけない
・持ち歩くのにかさばる
(場合によっては悪目立ちする)
・わざわざレンズフードじゃなくてもいい
などです。
撮影の内容や目的などによっては
全くいらないという方もいますし
そもそも必要性を感じていない
という方もいます。
レンズフードを付けている方でも
明確な効果を理解した上で
あえて付けている
という方ばかりではなく
見た目や見栄え的な理由で
レンズフードを装着
または脱着している
という方もいます。
(もちろん、気分良く撮影を
楽しむためですからそれも
立派な理由だと思います。)
ただ僕個人的には
レンズフードの効果を知って
『この状況ではレンズフードがいる』
『この場面ではいらない』 というように
“必要に応じての使い分け”
ができた方が 写真の幅も広がると思うので
やはりこの記事でご紹介している
レンズフードの意味や効果 を
参考にしてもらえたら嬉しいなと思います。
上記に挙げた
レンズフードはいらない派
その意見の中に
わざわざレンズフードじゃなくてもいい
という声がありましたが
それはどういうことか
ここで一つ補足を入れると
レンズフードはタダじゃないし
手でも代わりができる
ということなんです。
レンズフードの主な役割は
余分な光を遮ったりすることに
あります。
つまりは いらない光を遮る
という点においては
その瞬間だけ手などで
日除けしてあげれば
済んでしまうのです。
さらに
レンズフード自体が別売りで
価格もピンキリ。
物によっては
結構いい値段することも
あるんですね。
そう考えた時
確かにちょっとした工夫で
代用できるものでもあるため
いらない派の意見もうなずけます。
そして、これも先ほど
サラッとご説明しましたが
撮影の内容や目的などによっては
レンズフードが全くいらない
という点にも少し
触れておきたいと思います。
これはどういうことかというと
室内や屋内での撮影や
ストロボを使った撮影を
行う場合です。
特にクリップオンのストロボを
前面に向けて撮影する時や
内蔵されたストロボを使用している時は
レンズフードによる影ができてしまい
むしろ邪魔な存在になってしまうのです。
クリップオンのストロボや
内蔵のストロボを使う時は
レンズフードを外しておきましょう。
というわけで
『レンズフードはいる?いらない?』
の答えとしては
自分がどう撮りたいか
それによって『いる・いらない』を判断
してもらえたら一番かなと思います。
『いる・いらない』
の正解はありませんが
撮影の状況によって
『使う・使わない』
の答えはハッキリとあります。
ただ 良くわからないから
1度も使わないまま
レンズに逆さ向きに収納されているだけの
レンズフードになってしまうのであれば
それはもったいないな と思います。
レンズフードの利点や欠点
効果や必要性の取捨選択をして
撮影や写真を楽しむ幅をより一層
広げてもらえたら嬉しいです!
今回のレンズフードに関するお話
いかがだったでしょうか♪
意外に知らなかった
レンズフードの主な役割は
3つありましたね。
【レンズフードの主な役割】
- 余計な光を抑える
- レンズの保護
- 反射の写り込み防止
その上で
レンズフードの『いる・いらない』
の取捨選択をしていく
ということ。
レンズフードの有無は
光の写り込みを左右しますから
写真を
『どう撮るか』
『どんな雰囲気にしたいのか』
によって 使い分けたり
撮影の内容や条件によって
自分に合った選択をしましょう!
ちなみに僕自身は
普段はレンズフードいらない派です笑
フレアやゴースト
ハレーションなどといった
過剰な光の写り込みを
あえて取り入れたり
窓ガラスの写り込みを
利用した表現をすることも
多々あるからです。
しかしもちろん
そういう撮り方が
好ましくない瞬間や
場面もあります。
そんな時には余裕があれば
レンズフードを装着しますが
逃したくない場面で
レンズフードを装着する
余裕などがない場合には
手で遮光したりもあります。
それだけではなく
軽い雨が降っていたり
子供や動物など
レンズを直接
触れられてしまう
可能性が高い時など
レンズフードを頼ることは
もちろんあります。
レンズフードがある意味や
その用途を知って
あなたに合った選択をしながら
写真の楽しさを深めていってもらえたら
最高に素敵だなと思います。
次回も写真やカメラに関する
知っておきたい情報や
写真のある生活の魅力について
お話ししていきますよ!
お楽しみに!!
ではまた♪