カメラ講座

ISO感度をマスターする3つのポイント!屋内や夜景の撮影ももう怖くない!

みなさんこんにちは!今回は写真を撮る際によく耳にする、当ブログでも度々登場してきたISO感度についてお話していきたいと思います!

ISO感度についてはこれまで註釈などでかなりサラッとご説明する程度でしたが、実は写真を撮る上で大変重要な役割を担う機能なのでございます♪

前回とこれまでの写真やカメラに関する記事はコチラからチェック!お読みいただくと更にわかりやすいと思います♪)

では果たしてそのISO感度とは、一体・・・?早速ご説明いたします!笑

ISO感度ってなに?どんなことができるの?

写真や一眼レフカメラを始めたばかりの方や、自分で子供の写真を撮り始めたママさん、パパさんなど 多くの方から僕はよくこんなお悩みも耳にします。

例えば・・・

『今すごくいい感じ!撮りたい!あれ・・・でも暗くなっちゃった・・・』

『今の設定のままもっと明るく撮りたいけど無理なのかな?やっぱり絞りやシャッタースピードを変えなきゃダメ・・・?』

『子どもの動きに合わせて暗い場所からとっさに明るい場所へカメラを向けたら真っ白!せっかくのシャッターチャンスが・・・』

『なんだかいつもより写真がザラザラした感じで画質が悪い・・・故障かな・・・?』

などなど・・・

みなさんはいかがでしょうか?

こんな経験されたこと、あるのでは?笑

実際僕も最初に一眼レフカメラで写真を撮りだした頃は、よくそんな失敗に悩まされてガッカリしてました笑

しかしそこで役立つのがISO感度!なぜならその大きな役割が『撮影環境に合わせ、光を感じる度合いを調整する』ことなのです♪

つまりISO感度とは写真を撮る環境や状況に合わせて、目的のシャッタースピードや絞りの数値を設定できるように 『光量確保』の操作ができる機能なわけですね♪

より簡単に言い換えてしまうと、撮りたい設定を維持したまま 写真の明るさを調節できるスグレモノ!ということです♪

写真が暗くなってしまう!とか、絞りやシャッタースピードの設定を変えなきゃ撮れないの?というお悩みや疑問もISO感度の操作によって解決することが可能です!

しかし!!この便利な機能には弱点も存在します・・・!

『なんという諸刃の剣的な機能・・・やはりそんな都合よくはいかないものなのか・・・?!』

いえいえ、肩を落とすのはまだ早いですよ!笑

次の項に参りましょう!

ISO感度のメリット・デメリット

前項の終わりにお話した通り、光量調節に便利なISO感度には実は弱点もあります。

ここからは実際に写真での比較も含めて、ISO感度のメリットとデメリットをご紹介します!

もちろん、デメリットを最小限にしてISO感度を使いこなすにはどうすれば良いのかもお話していきたいと思います♪

まずISO感度のメリットですが、これは前項でもご説明の通り 撮りたい設定のまま写真の明るさを調整できる所にあります!

例えば、公園で子供が兄弟2人仲良く遊んでいるところを撮りたい!という時。

『結構動いているからシャッタースピードを1/250秒に設定! 距離の違う2人にピントが当たっているように撮りたいから絞りの数字もF4まで大きくしよう!』と設定したとします。

よく晴れた日中であれば特に問題ないかもしれませんが、陽が傾いてきた夕方の時間帯など 環境の状態が変わってくると この設定では写真の写りが暗くなってしまいますね?

そんな時にISO感度を調整してあげることで、撮りたい設定のまま 明るい写真として撮ることができます!

シャッタースピードを遅くして明るさを確保するとブレやすくなりますし、絞りの数字を小さくして明るさを確保すればピントの合う幅は狭くなってしまいますから、これはISO感度の大きなメリットと言えます。

では気になるISO感度のデメリットとはなんでしょうか・・・。

それはズバリ・・・ノイズです!!

まず下の表をご覧ください↓

(低感度)← 100 200 400 800 1600 3200 6400 →(高感度)

この数字はISO感度の数字を表したものです♪

数字が小さいほど感度が低く、大きいほど高感度になっていますね♪

因みにこの数字も、シャッタースピードや絞り同様 数字が倍ずつ並んでいます!

お気付きの通り!そうです、ISO感度でもこの数字の一区切りを“段”と呼びます♪(100から200に数字を変える・・・1段変える と言う。)

低感度と高感度、言葉を並べてみると高感度という単語につられて 高くした方が写真に良さそうな雰囲気を持っていますね笑

ですが実はそうでもないのです。

ISO感度は、カメラに取り込んだ光を電気信号に置き変えることで光を増幅させています。

そのため、ISO感度の数字を大きくした分 写真にノイズと呼ばれるザラつきが出てしまい 写真の画質が落ちてしまうのです!

ここで比較の写真を見ていきましょう♪

①(シャッタースピード1/40秒、絞りF1.4、ISO感度100で撮影)

②(シャッタースピード1/40秒、絞りF4、ISO感度800で撮影)

③(シャッタースピード1/40秒、絞りF11、ISO感度6400で撮影)

 

上の3枚の写真はそれぞれISO感度を変えて撮影した写真です。(適正な明るさにするために絞りの数字も変えてあります。)

一見すると写真のボケ方が変わっただけで 同じ写り方に見える写真ですが、よく見るとISO感度の数字を大きくするに従って 写真にザラつきが出ているのがわかります!

よりわかりやすく、拡大した写真も見てみましょう♪

①(シャッタースピード1/40秒、絞りF1.4、ISO感度100で撮影)の拡大写真

②(シャッタースピード1/40秒、絞りF4、ISO感度800で撮影)の拡大写真

③(シャッタースピード1/40秒、絞りF11、ISO感度6400で撮影)の拡大写真

いかがでしょうか♪

ISO100(低感度)で撮影した①の写真に比べ②と③の写真はザラつきが目立ちます。

特に③の写真はISO感度6400もの高感度で撮影しているため、原寸大の写真でも荒れているのがわかります。

このように、ISO感度は出来るだけ低い数字に設定した方が高品質な写真に仕上げることができます!

せっかく撮る写真、可愛い子供を写したお気に入りのショットなら特に できる限りキレイな画質で残していきたいですよね♪

さて、ではそのためにはどうしたらよいのか・・・

答えは簡単!ISO感度は必要な範囲内で設定してあげること!

ISO感度で大切なのは、目的のシャッタースピードや絞りの数値を設定するための必要最低限の光量調整にすることです♪

まずは被写体をどう撮るかによってシャッタースピードや絞りの数値を決めて、その時の写真の明るさによって必要な分のISO感度を設定してあげましょう♪

ISOを高感度にすればするほど写真にはノイズが増える ということに注意して操作してみてくださいね♪

『でもなかなかとっさには操作できそうにないなぁ・・・』

おっと、そんな不安の声もあるようですね笑

でも大丈夫!安心してください、そんな時にはISO感度をAUTOの設定にすれば良いのです!!

メーカーやカメラの機種などによって設定ボタンや操作方法は多少違いがありますが、わかりやすく簡単に設定できるカメラがほとんどですのでお使いのカメラをご確認ください♪

『ええっ!じゃあ最初からAUTOでいいじゃん!!』という声も聞こえてきそうですが・・・笑

もちろんAUTO設定も便利な機能として重宝されます!

ですがやはり撮影状況の明るさが急激に変わるなど 場面によっては、必要以上にISO感度を高くしてしまう瞬間があったりしますので 普段はAUTOの設定を使いつつも時と場合の必要に応じて、ご自身で適正なISO感度を調整してあげるといいと思います♪

ご自身でISO感度を調整する場合、次に写真を撮る時に必ずISO感度の数値が今どうなっているかもチェックしてあげてくださいね♪

使い分けながら少しづつ慣れていくことで、理解が深くなって写真がどんどん楽しくなっていきますよ!

家族写真 茨城

最適なISO感度で子供を撮ろう!

さて、今回はISO感度についてのメリットとデメリット そしてより良く使いこなすにはどうしたら良いかをお話してきました♪

ISO感度を知るためのポイントはたったの3つ!

1. ISO感度とは、撮りたい設定のまま明るさを調整できる。

2. 高感度(大きい数値)にすればするほど、写真にノイズが出て画質は落ちる。

3. ISO感度の数値は必要な範囲内で設定してあげる。

これさえ抑えておけば、暗い場所でも自分の撮りたい設定で撮ることができるし、キレイな画質の写真を残したいと思った時 どう気をつけたらいいかがわかりますね♪

これで安心してより思い通りに、より自由に子供の写真撮影を楽しめますよ!

子供の写真を撮る場面はもちろん様々あると思います♪

例えば 室内で絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりしている時もあれば 室内の灯りを消してお昼寝をしている時、お出かけ先でキレイな夜景やイルミネーションを眺めている時など!。

そのような明かりが暗くなりがちなシチュエーションでも、子供の可愛さは常に溢れていることでしょう!

そんな時には手ブレしない程度のシャッタースピードや小さい数字の絞りに設定して、なるべく明るい写真になるようにします。

それでも暗くなってしまう分の光量を、ISO感度で調節して補ってあげましょう♪

絞りやシャッタースピードで、できる限り明るさを確保してあげればISO感度のノイズも最低限に抑えられますから、結果としてキレイに写すことができるわけですね♪

逆に日中の外や明るい室内などであれば、基本的にはISO感度にあまり頼らず子供の写真を撮ることはできますが、元気に走り回ったりする子供や 楽しそうに水遊びをしている子供の一瞬を高速シャッターで捉えたい!という場合だったり、同じ設定で撮りたいけれど子供が日陰に入ってしまって明るさが足りなくなってしまった!素敵な夜景と一緒に子供を撮りたいのに子供の姿が暗く写っちゃう!など 場面によって有効にISO感度を活用することで 大切な子供の最高の瞬間を逃さず思い通りに残していけると思います!

屋内や夜景のシチュエーションだからと諦めたり、撮りたい設定を泣く泣く変えて 明るさを一番に優先した子供の写真にガッカリされてきたママさん、パパさん!

普段とは少し違う明るさのシチュエーションも、子供を撮る最高のシャッターチャンス!

これからは子供の笑顔や、今しかないその“子供らしさ”を 子供の表情の一つ一つを最優先にできる写真をいっぱい撮っていきましょう♪

スマホなどとは違って、画質に気をつけながらISO感度が操れるのも一眼レフカメラの良さと楽しさの一つですね♪

きっと子供も、そんな愛情たっぷりの写真を大きくなった時に見て 心から嬉しい気持ちになってくれると信じています。

子供のための写真、子供を撮ることで生まれる幸せな家族の時間。

子供写真の撮影には今にも未来にもたくさんの笑顔を紡ぎ出す力があります。

子供の写真をこれから撮って残していきたいママさん、子供と一緒に写真のある生活を初めてみたいと考えてるパパさん。

写真のこと、カメラのこと、どうやったら大切な子供や家族の笑顔の写真をよりよく残せるか 考え込んでしまっている方も

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次回も写真のある生活の楽しさを、届けていければ最高に嬉しいです♪

ではまた♪

 

 

 

 

 

 

 

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