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【七五三はこれで完璧!】神社でのお参りマナーとよくある質問10選

神社やお寺での七五三の可愛らしい姿、実際の神社やテレビなどで誰しも1度は見たことがあることでしょう。

しかし、いざ我が子が七五三を迎えるとなると色々とわからないことも多いのでは。

本記事は
「神社でのマナー、大丈夫かな?」
「初穂料は?」
「神社での服装は?」

と心配になっている方に向けた記事です。

本記事でわかること

・お参りや御祈祷の流れ
・気をつけたいマナー
・よくある質問10選

ぜひ最後まで読んで、七五三の常識やマナーをバッチリ押さえてくださいね。

七五三|神社でお参りすることの意味
神社でのお参り|御祈祷の流れ
神社でのお参り|気をつけたいマナー
1.鳥居の前で一礼しよう
2.参道は中央を避けて歩こう
3.手水舎でお清め
4.作法を守って参拝しよう
神社でのお参り|よくある質問10選
1.七五三はいつするの?
2.七五三は『満年齢?』『数え年?』
3.『神社』と『お寺』どっちがいいの?
4.七五三のお参りをする神社はどこでもいい?
5.七五三のお参りはいつするの?
6.神社へのお参りは事前の予約が必要?
7.七五三は御祈祷せずお参りだけでも大丈夫?
8.七五三の初穂料はいくら?何に入れる?
9.神社でお参りする際の服装は?
10.御祈祷しなくても千歳飴は手に入る?
一番大切なのは感謝とお祝いの気持ち

七五三|神社でお参りすることの意味

七五三は、3歳・5歳・7歳の節目に、ここまで健康に大きくなったことへの感謝と、これからの幸福・長寿を願う平安時代から伝わる日本の伝統行事です。

平安時代は宮中や公家が行う儀式でしたが、江戸時代になると一般的に広く執り行われるようになりました。

単純に、3歳・5歳・7歳は七五三を行うと思われがちですが、実はそれぞれに儀式の名前があります。

【3歳:髪置き(かみおき)の儀】
平安時代は、男女ともに3歳までは髪を剃り3歳の誕生日になり初めて髪を伸ばし始めるという風習がありました。
髪を剃ることで、健やかな髪の毛が生えてくると考えられていたのですね。

【5歳:袴着(はかまぎ)の儀】
初めて正装である袴を着る儀式です。
天下を取るという意味合いを込めて、『碁盤の上で立ち吉方を向く』という儀式が行われる風習もあります。

【7歳:帯解き(おびとき)の儀】
7歳を迎えた女の子が、今までの紐付きの着物ではなく大人と同じ帯を締め始める儀式です。
社会的にも大人の仲間入りをしたと認められる大切な節目の行事です。

昔は7歳まで『生きる』ということが大変貴重で喜ばしいことでした。

それぞれの意味を理解すると、より感謝の心が湧いてきますね。

神社でのお参り|御祈祷の流れ

神様への感謝と神様からのご加護をいただく御祈祷(ごきとう)。

厳かな雰囲気に少し不安になってしまうお子様もいらっしゃることでしょう。

『何が起こるかわからない』といった状態だと、大人でも緊張してしまいます。

七五三を迎える前に、『御祈祷』について、また御祈祷の内容や流れについてお子様に伝えてあげることをおすすめします。

【御祈祷の流れ】

1.修祓(しゅばつ):神職が祓詞を奏上し、大麻でお清めする
2.斎主一拝(さいしゅいっぱい):斎主に合わせて、神前に向かい深いお辞儀を一回行う
3.祝詞奏上(のりとそうじょう):斎主が祝詞を奏上し、神さまのご守護により願いごとが成就するよう祈念する
4.御神楽(おかぐら):巫女による雅やかで美しい舞をご神前に奉納する
5.玉串拝礼(たまぐしはいれい): 神さまに玉串を捧げ、二礼二拍手一礼の作法で拝礼
6.斎主一拝:斎主に合わせて、神前に向かい深いお辞儀を一回行う
7.斎主挨拶
8.授与品の授与:お札やお守り、絵馬など授与品を受け取る

参考:東京大神宮 https://www.tokyodaijingu.or.jp/gokitou/

文章で見ると難しそうに感じますが、御祈祷本番は1つ1つの動作をゆっくり教えてもらえます

お子様に話す際には、

・お母様やお父様と少し離れて座ること
・『一礼』や『二礼二拍手一礼』の意味
・お話はしないで前を向いて座ること

を伝えてあげれば十分です。

一緒に練習をしてみても良いでしょう。

神社でのお参り|気をつけたいマナー

七五三は、お子様の健やかな成長をお祝いする儀式であると同時に、日本特有のマナーを親から子へ伝える良い機会でもあります。

そうは言っても、「これはどうだったかな?」と大人でも不安になることもあるでしょう。

本章では、神社でお参りをする際に気をつけたいマナーについて解説します。

【神社でのお参り|気をつけたいマナー】

1.鳥居の前で一礼しよう
2.参道は中央を避けて歩こう
3.手水舎でお清め
4.作法を守って参拝しよう

1.鳥居の前で一礼しよう

鳥居は、人間の世界と神様の世界とを隔てる意味を持ちます。

鳥居の中は、『神様の領域』です。

「お邪魔します」という気持ちで一礼して鳥居をくぐりましょう

境内の外に出るときも同様、鳥居の方へ向きを変えて姿勢を整えてから一例して神社を後にします。

2.参道は中央を避けて歩こう

鳥居をくぐったら、『参道』を通って手水舎やお参りをする拝殿に向かいます。

参道の中央は、神様の通る道。

参道を歩く際には、中央を避けましょう

3.手水舎でお清め

お参りをする前に、必ず手水舎(ちょうずや・てみずや)で手や口をお清めしましょう。

手水舎でのお清め作法

1.右手で柄杓を持ってたっぷりと水をくみ、左手を清めます。
2.柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます。
3.再び柄杓を右手で持ち、左手で水を受け、口をすすぎます。
4.残った水で柄杓の柄を清め、元に戻します。
引用:伊勢神宮 https://www.isejingu.or.jp/visit/manner/

お清めをした後に手についた水をぱっぱと払うことのないように、ハンカチやタオルを持参してください。

4.作法を守って参拝しよう

神社の拝殿に到着したら、参拝しましょう。

【参拝の流れ】
1.拝殿の前で一礼
2.鐘を鳴らす(ある場合)
3.お賽銭をそっと入れる
4.二礼二拍手一礼で拝礼

『二礼二拍手一礼』は、2度お辞儀、2回拍手をしてから祈念や祈願をして、最後にもう1度お辞儀をしてその場を去ります。

これは参拝の基本です。

七五三を機会に、事前にお子様に伝えておくと良いでしょう。

また、お賽銭は『投げ入れる』のではなく、賽銭箱に『優しくすべらせるように』入れてくださいね。

参拝後の帰り道も、参道は中央を避けて歩きましょう。

注意

【お寺での参拝は神社と異なります!】
神社の作法である二礼二拍手一礼はお寺では失礼にあたります。
お寺では、『合掌一礼』が基本。
1.本堂でお賽銭をそっと入れる
2.合掌してお祈りをする
3.一礼する

境内の中では私語は慎み静かに過ごしましょう

小さいお子様がお話ししてしまうのは仕方がないですが、分別がつく年齢のお子様には事前に静かにする旨をしっかりと伝えてあげてくださいね。

神社でのお参り|よくある質問10選

「七五三は神社やお寺でお参りをするもの」とはわかっていても、いざ自分が親になって七五三を執り行う時になると、色々と不安になるものです。

本章では、『実際のところどうしたらいい?』とよく議題に挙がるよくある質問10選について、徹底解説します。

お参りの作法・マナーは普段なかなか触れることがないので、ぜひ一読して自信を持って七五三に臨んでくださいね。

【神社でのお参り|よくある質問】

1.七五三はいつするの?
2.七五三は『満年齢?』『数え年?』
3.『神社』と『お寺』どっちがいいの?
4.七五三のお参りをする神社はどこでもいい?
5.七五三のお参りはいつするの?
6.神社へのお参りは事前の予約が必要?
7.七五三は御祈祷せずお参りだけでも大丈夫?
8.七五三の初穂料はいくら?何に入れる?
9.神社でお参りする際の服装は?
10.御祈祷しなくても千歳飴は手に入る?

1.七五三はいつするの?

七五三は、多くの地域で
・男の子は5歳
・女の子は3歳と7歳

に執り行います。

しかし実情は、『男女ともに3歳・5歳・7歳の3回行う』、『男の子は3歳と5歳』など地域によってさまざま。

地方によっては慣習をとても重んじる地域もあるため、父方・母方の祖父母に確認したり、住んでいる地域の慣習を地域の方やママ友に聞くなどして把握しておくと良いでしょう。

七五三は『満年齢?』『数え年?』

結論、七五三は満年齢でも数え年でも全く問題ありません

お子様の成長や体調、ご家族様のご都合に合わせてゆっくりお祝いできる方を選びましょう。

満年齢と数え年の詳しい考え方は、下記記事で年齢別に詳細を解説しているのでぜひ参考にしてください。

参考記事:「満年齢と数え年の考え方

『神社』と『お寺』どっちがいいの?

結論、七五三のお参りは神社とお寺のどちらでも問題ありません

七五三は、子どもの健やかな成長に感謝し、これからの健康を願うものなので、どちらでなければいけないということはありませんよ。

地域の神社『氏神様』に参拝するのが古くからの習わしなので、一般的には神社への参拝が広く知られています

厳密に言うと、神社は『お詣り』、お寺は『お参り』と呼びますが、昨今はどちらも『お参り』と記すことが大半です。

七五三のお参りをする神社はどこでもいい?

七五三のお参りをする神社は、結論『どこでも大丈夫』です

七五三のお参りは神社だけではなくお寺でも構いませんが、神社を選択する方が多いので、本章では神社の選び方を3つ紹介します。

【神社の選び方】
1.自宅の近く
2.アクセスや駐車場が便利
3.有名な神社

1.自宅の近く

自宅近くにある神社のことを、日本では昔から氏神様と呼びます。

生まれてからずっと成長を見守ってくれるとされる氏神様での参拝も素敵ですね。

自宅からすぐに行ける神社は、移動時間も少なくお子様への負担が少ないのもポイント。

また、着物を呉服屋さんや写真スタジオで着付けてもらう場合は、店舗近くの神社にするのも1つの選び方です。

2.アクセスや駐車場が便利

特にお子様が小さいうちは、アクセスが複雑だと大変さが増してしまいます。

アクセスの便利さは、
・駅やバス停からの距離
・駐車場の数
・境内の移動のしやすさ

などから判断しましょう。

3.有名な神社

有名な神社や大きい神社は、駐車場が整備されていたりトイレが綺麗だったりと気持ちよく参拝できることも多いでしょう。

しかし、その分七五三の時期には混み合うことが予想されます

御祈祷の予約をしたり、あらかじめ神社に混雑予想を確認しておくと安心です。

七五三のお参りはいつするの?

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七五三のお参りは、毎年11月15日です。

しかし、多くの神社では9月〜12月に御祈祷を受け付けてくれます。

神社によっては『土日のみ』、『予約制』、『10月と11月のみ』など決まりがあるため、参拝予定の神社に問い合わせていつ御祈祷をしてもらえるのかを確認しておきましょう。

神社へのお参りは事前の予約が必要?

結論、神社へのお参りは事前の予約が必要な神社とそうでない神社とがあります

中には、そもそも予約ができない神社も。

人気の神社では早めに予約をしないと希望の日時に御祈祷をしてもらえないこともあるので、七五三の日取りが決まったらできるだけ早く予約しましょう。

七五三は御祈祷せずお参りだけでも大丈夫?

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七五三は、神社やお寺にお参りするだけでも大丈夫です。

御祈祷は絶対しなければいけないものではありません。

ご家庭の都合やお子様の体調など、状況は各ご家庭で異なりますので、ご家庭ごとでお参りだけにするのか御祈祷をしてもらうのかを決めましょう。

七五三の初穂料はいくら?何に入れる?

七五三の初穂料(はつほりょう)とは、神社で御祈祷をしてもらう際にお渡しするお礼です。

【初穂料の相場】
5,000円〜10,000円が相場です。

【初穂料を入れる封筒】
一般的には、『紅白蝶結び』の水引が飾り付けられたのし袋に入れて神社に持参します。

しかし、蝶結びが印刷してあるのし袋白封筒でも問題ありません。

中には白封筒で持参するよう指定がある神社もあるため、ホームページを確認したり問い合わせたりして確認しておきましょう。

白封筒の中には、郵便番号を書き込むための枠が書いてあるものもありますが、それはNGです。

必ず、真っ白な封筒を用意してください。

【のし袋の表書き】
のし袋は、できればボールペンではなく筆や筆ペンで書きましょう

神社の場合は、のし袋の表に『初穂料』または『御初穂料』と記し、その下にお子様のフルネームを記載します。

またお寺の場合は、『ご祈祷料』や『お布施』が正式な書き方です。

兄弟姉妹で一緒に御祈祷をお願いする場合は、2人分の初穂料を入れて連名で持参して問題ありません。

その際は、下の段の右側に上のお子様の名前をフルネームで書き、左側に下のお子様の「名前だけ」を連名で書きます。

【のし袋の中袋書き】

熨斗袋の表面には、初穂料の金額を『大字(だいじ)』で大きく書きます。

大字の例
・五千円:伍仟圓
・一万円:壱萬圓

『金〇〇圓』と書くのが一般的ですが、書き慣れなくて難しい場合には漢数字でも大丈夫です。

神社でお参りする際の服装は?

神社にお参りに行く際の服装は、
・和装
・洋装

どちらでも構いません

しかし、神社やお寺は神聖な場所なので、Tシャツにジーンズなどあまりにもラフな格好はNGです。

より詳しいお参りの服装は、以下の記事をご参照ください。

参考記事:「七五三のお参りは洋装派?和装派?それぞれのメリット・デメリットを解説!」

御祈祷しなくても千歳飴は手に入る?

御祈祷をしなくても、千歳飴はスーパーなどで購入可能です。

9月〜11月周辺はスーパーで、それ以外の期間はネット購入が便利ですよ。

一番大切なのは感謝とお祝いの気持ち

神社やお寺でのマナーや七五三のしきたりは大切です。

お子様にも、日本で古くから伝わる大切な習わしを伝えてあげてくださいね。

そして七五三で何より大切なのは『お子様を祝う気持ち』と『神様をはじめ周囲の方々への感謝の気持ち』です。

お子様の喜ばしい大切な日。

ご家族みなさま感謝の気持ちをもって、笑顔でお祝いしてあげてくださいね。

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