「七五三って何するの?」
「七五三のお祝いには誰を呼んだらいいんだろう…」
「内祝い(お祝いのお返し)はどうしたらいいのか知りたい!」
女の子は3歳と7歳、男の子は5歳にお祝いをする方が多い七五三ですが、意外と「何をしたらいいの?」と思っている親御さんは多いもの。
古くからのしきたりはあるものの、現在は自由に決めて良いことが大半で、どこまでしたらいいのか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、
- 七五三は何をするのか
- 七五三は誰とするのか
- いつから準備をするのか
について解説します。
七五三の持ち物や1日のスケジュールも紹介するので、この記事を最後まで読めば、七五三の準備はばっちりです!
目次
七五三って何するの?参拝・撮影・食事会をする人が多い
七五三と聞くと、
・着物を着てお参り
・千歳飴を持って記念写真
など、人によって想像するものはさまざまでしょう。
特に初めてのお子様は、何をしてあげれば良いのかわからないご両親も多いことと思います。
ここでは、七五三で一般的に行われることの多い
- 参拝
- 撮影
- 食事会
の内容を紹介します。
すべて『よくあるパターン』なので、絶対にしなければならないということはありません。
「これやりたいな!」というものを取り入れて、ご家族様ごとのオリジナルな七五三にしてください。
参拝
七五三では、神社やお寺に参拝・ご祈祷して、お子様のこれからの健やかな成長をお祈りする行事があります。
神社に参拝される方が多いですが、お寺でもかまいません。
神社とお寺は参拝方法が少し異なるので、そこだけ注意しましょう。
神社とお寺の参拝方法のちがい
【神社:二礼二拍手一礼】1.拝殿の前で一礼
2.鐘を鳴らす(ある場合)
3.お賽銭をそっと入れる
4.二礼二拍手一礼で拝礼
【お寺:合掌一礼】
1.本堂でお賽銭をそっと入れる
2.合掌してお祈りをする
3.一礼する
お参りのマナーについては、次の記事で詳しく解説しています。
【七五三はこれで完璧!】神社でのお参りマナーとよくある質問10選
撮影
七五三に記念写真を撮影される方は大変多いです。
近頃はスマホが普及して普段からお子様を撮影する機会がぐっと多くなりましたが、やはり七五三は人生の中でも大切な節目。プロに撮ってもらった写真は格別です。
一生の宝物になりますよ。
七五三の記念撮影は、
・当日撮り
・後撮り
どの方法にするかは、ご家族で話し合って決めれば大丈夫です。
当日撮りをする方の中でも、着物の着崩れやしんどさ、ぐずりを考慮して記念撮影をしてから参拝したり、別日に着物を着て前撮りor後撮りをして、当日は洋装で参拝→食事会だけにしたりという方も。
特に決まりはないので、家族構成や家族同士が住んでいる場所、体調や事情に合わせて、家族のペースで自分たちらしい七五三にしましょう。
前撮りと当日撮りのメリットとデメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
七五三撮影は前撮り?当日撮影?それぞれのメリット・デメリットを徹底解説!
食事会
神社やお寺で参拝したあとは、レストランや料亭、ホテルなどで食事会をする方が多いようです。
しかし、特に3歳の七五三はお子様が幼いため、敷居の高いところで騒いでしまったりぐずってしまったらどうしよう…と心配になることもあるでしょう。
食事会は、気軽に来店できるファミリーレストランでも構いませんし、必ずしもお店でやらなければならないこともありません。ご自宅でご馳走を用意したり、少し豪勢なものをケータリングしたりしても大丈夫なんです!
七五三は準備にお子様の体調管理にと親御さんも大変ですので、「料理まで用意するのはしんどいな…」と感じたらゆっくりみんなでケータリングを楽しむのもおすすめです。
七五三はお子様のお祝い行事であることに間違いはないですが、パパさんやママさんがここまで頑張って子育てをされたからこそ迎えられた大切な日。
みんなが笑顔でリラックスできる方法で楽しんでくださいね。
七五三には、お食い初めのように決まった料理はない!
七五三にまつわる料理といえば『千歳飴』くらいで、特別これを用意しなければならない!というものはありません。お子様の大好きな料理やデザートでテーブルを埋め尽くしても良いですし、お赤飯や鯛の姿焼きなど、一般的な行事ごとで用意される紅白料理でも良いでしょう。
料理内容に決まりはないので、お子様と相談して決めてもいいですね。
七五三って誰とするの?両親と祖父母の参加率が高い
七五三のお祝いは、ご両親をはじめ両家の祖父母様が参加することが多いです。
しかし、
・誰を呼ばなければならない
・誰を呼んではいけない
といった決まりはないので、親しい間柄の叔父さんや叔母さん、パパさんママさんの兄弟姉妹が同席しても全く問題はありません。
「参加したいな…」と話してくれている親族には、「無理のない範囲で考えてみてね」と声をかけてみても良いでしょう。
両家の祖父母には七五三出席の有無を確認しよう
「七五三に参加したい!」と祖父母さまがあらかじめ表明してくれている場合はわかりやすくて良いですが、大半は参加してくれるかどうかわからないもの。祖父母さまに声をかけずに七五三のお祝いをして、あとから「参加したかったのに…」と悲しい思いをさせてしまっては大変です。
七五三をする前には、事前に『参加するかどうか』を両家の祖父母に確認して、気持ちよく当日を迎えましょう。
七五三の準備は何をすればいい?やることリスト
七五三の準備には、考えたり決めたりすることがたくさんあります。
そこでここでは、やることリストを紹介します!
【やることリスト】
日時を決める | 午前 or 午後 (お子様のご機嫌や家族の都合などで決める) |
参加者を決める | 祖父母・親戚・両親の兄弟姉妹 など |
何をするか決める | ・参拝 ご祈祷の有無 ・撮影 前撮り・当日撮り・後撮り スタジオ or ロケーション ・食事会の有無 |
場所を決める | ・神社 ・写真スタジオ or 出張カメラマン ・食事会のお店 |
衣装を決める | お子様(着物 or 洋装) |
ヘアセット 着付け | だれにしてもらうかを決める 自宅 or 美容院 or 写真スタジオ など |
七五三の準備でやるべきことの一覧表は上記ですが、それぞれ『やるべき時期』が異なるので、以下の時期別にやるべきことを紹介します。
時期別のやることリスト
- 七五三の半年前
- 七五三の2〜3ヶ月前
- 七五三の1ヶ月前
【七五三の半年前】やりたいことを決めてリサーチを始めよう
七五三の半年前にやるべきことは、主に『リサーチ』です。
ネットで調べたり七五三を終えたママ友に聞いたりしながら、神社・着物・写真などの七五三情報を集めましょう。
【リサーチする情報】
・参拝、ご祈祷する神社
・被布や着物のバリエーション
・記念撮影をする写真スタジオやカメラマン
・食事会の会場
・当日のスケジュール など
「お祝い当日は忙しくなりそうだから、前撮りをしておこう」
「家族全員で着物を着て記念写真を撮りたい」
「おじいちゃんおばあちゃんも呼んで、自宅で盛大にお祝いしたいな」
など、具体的に何をどうやってするのかを決めると、リサーチもしやすくなりますよ。
【七五三の2〜3ヶ月前】日時を決めて神社や写真スタジオの予約をしよう
七五三の2〜3ヶ月前には、具体的な日取りを決めて、各所予約をしましょう。
【予約・確認が必要なこと】
・神社のご祈祷
・写真スタジオやカメラマン
・食事会の会場 (必要に応じて個室を予約)
・祖父母様や親戚の方への連絡
祖父母様や親戚の方に参加してもらいたいと考えている場合は、日取りを検討する際に予定を確認しておくと良いでしょう。
お仕事をされていたり体調が優れなかったりと事情がある場合は、早めに予定を聞いておくことをおすすめします。
【七五三の1ヶ月前】当日の持ち物を準備しよう
七五三の1ヶ月前には、当日の持ち物を準備し始めましょう。
【七五三当日の持ち物】
- 初穂料
- 履きなれた靴と靴下
- 着替え
- カメラやビデオ
- カメラやビデオの予備バッテリー
- おやつや飲み物
【あると便利なもの(必要に応じて)】
防寒グッズ | 使い捨てカイロ・ブランケット・カーディガン・ストール など |
雨具 | 傘・レインコートなど 大雨が予想される際には長靴での参拝もOKです |
ヘアピン | 髪型が崩れた時にさっと直せて便利 |
ばんそうこう | 草履を履きなれていないと鼻緒で親指と人差し指の間が痛くなることも 心配な場合はあらかじめばんそうこうを貼っておいてもOKです |
自撮り棒 | 家族で気軽に集合写真を撮影できる 神社によっては使用できないこともあるため事前に確認が必要 |
洗濯バサミ | トイレで着物をたくしあげる際に着物や袴を止めておくのに便利 |
エコバッグ | ご祈祷の際の授与品を入れることができる 暑くて脱いだ上着なども入れられる |
早め早めに準備しておくと、焦らずゆったりと当日を迎えられますよ。
千歳飴は神社でもらえることが多いため事前に確認しよう!
七五三といえば『千歳飴』を連想する方も多い、定番のアイテムです。千歳飴は、神社でご祈祷をする際に『授与品』としてもらえることが多く、用意するべきか迷った時には、事前に神社に問い合わせておくと良いでしょう。
しかし、前撮りで使用したり、ご祈祷をするかどうか迷ったりする場合には、自分たちで用意するのもありです。
七五三シーズンである9〜11月あたりはスーパーなどで見かけることもありますし、最近ではおしゃれなデザインの千歳飴を販売しているオンラインショップもあります。
衣装の雰囲気に合わせてお気に入りの千歳飴をお子様と一緒に選ぶのもいいですね。
七五三当日のスケジュール
はじめての七五三の場合、当日のスケジュールの時間感覚をつかむのはなかなか難しいものです。
「思っていたよりも時間がかかった…」と感じる方が多いようなので、ここでは1日のスケジュール例を紹介します。
7:00 起床
8:00 写真スタジオへ出発
8:30 着付け・ヘアメイク
9:30 撮影スタート
11:00 お参りへお出かけ
11:30 お参り・ご祈祷
12:30 食事会
15:00 レンタルした場合は着物返却
※条件①:1日で参拝・写真撮影・食事会をする
条件②:記念撮影は和装のみ(ドレスなし)
和装・洋装のどちらも記念撮影をしたい場合は大変ハードなスケジュールになるため、参拝と撮影の日時を分けて『前撮り』や『後撮り』にすることをおすすめします。
いまさら聞けない!七五三の疑問あれこれ5選
七五三には、考えなければならないことや『?』なことがたくさんありますが、意外と理解している方は少ないものです。
そこでここでは、いまさら人に聞きづらい『七五三の疑問あれこれ』を5つ紹介します。
七五三の疑問を一挙回答!
1.子どもの服装は和装でも洋装でも大丈夫!
2.親の服装はフォーマル感が大切
3.ご祈祷は予約が必要かどうか確認しよう
4.七五三の内祝いってどうすればいい?
七五三についての疑問は、ぜひここで解決してくださいね!
1.七五三はいつする?年齢別の一覧表
七五三は3歳、5歳、7歳で行う行事ですが、数え年や満年齢、早生まれや遅生まれなど、さまざまな考え方があり「そもそも七五三はいつしたらいいの?」と思っている方も多いのでは。
そこで、『我が子がいつ七五三をすればいいのかがわかる一覧表』を下記記事に掲載しました!ぜひお役立てください。
【11月生まれ・12月生まれ・早生まれ】七五三は何歳でしたらいいの?
2.子どもの服装は和装でも洋装でも大丈夫!
お子様の服装は、参拝・撮影・食事会ともに、和装でも洋装でも大丈夫です。
しかし、写真撮影はせっかくのお祝いなので着物を着用される方が多いです。
参拝は、砂利道を歩くのが大変だったり、ご祈祷のあいだ着物で座っているのがしんどかったりするため、洋装を選択する方も。
フォーマルなスタイルであれば、ワンピースやパンツスーツなどでもまったく問題ありません。
3.親の服装はフォーマル感が大切
七五三の参拝や撮影は、親もフォーマルな服装を心がけましょう。
和装・洋装の決まりはありませんが、お子様の大切な行事なので、清潔感や身だしなみには気をつけてくださいね。
ご両親の具体的な服装やNG服装については以下の記事で詳しく解説しています。
【七五三の前撮り】親の服装はこれで完璧!おすすめの服装とNGスタイルを紹介
4.ご祈祷は予約が必要かどうか確認しよう
神社でのお参りは予約不要ですが、ご祈祷は予約が必要な場合もあります。
予約が必要かどうかは神社のホームページに記載してあることが多いですが、わからない場合は直接問い合わせて以下の内容を確認しましょう。
- 七五三のご祈祷料
- 1日に何組までご祈祷できるか
- 予約時間の何分前までに集合するべきか など
神社による取り決めなども合わせて確認しておくと安心です。
ご祈祷は絶対にしなければならない!という決まりはない
七五三では神社にお参りに出向き、ご祈祷をしてもらうのが一般的ですが、必ずしもご祈祷までしてもらわなければならないという決まりはありません。『七五三のお祝い』としてご家庭で心を込めてお祝いするだけでも良いですし、写真スタジオで記念撮影をしてもらうだけでも大丈夫です。
1番大切なのは、『ここまで無事に大きくなってくれてありがとう』というお子様への感謝の気持ち。
神社でご祈祷をしなかったからといって、バチが当たるわけでも縁起が悪いわけでもないので、安心してくださいね。
5.七五三の内祝いってどうすればいい?
七五三の内祝いは、これといった決まりがないものの、参拝のあとの食事会を内祝い代わりとする方が多いです。
しかし、七五三に参加しない方や遠方に住んでいる方から七五三のお祝いをしてもらった時の内祝いについて悩む方もいらっしゃると思います。
そういった場合には、出産時のお祝いをいただいたときと同様に、『内祝い』と書かれた熨斗(のし)をつけて、先方の好みに合わせたお菓子などを送ると良いでしょう。
祖父母様の場合は、七五三の記念写真をまとめたフォトアルバムや、フォトフレームなどを楽しみにしてくれていることも。
参拝時の様子やスタジオで撮影した写真などを組み合わせて、ぜひプレゼントしてみてくださいね。
「七五三何する?」は家族によってさまざまな形を選べば大丈夫!
七五三は、参拝・撮影・食事会をする方が多いですが、どれも必須ではないため、ご家庭ごとにやりたいことを選択すればOKです。
しかし、祖父母様の考えや代々の言い伝えなどを考慮することも大切なので、七五三で『何をするか』は、相談しながら進めると安心でしょう。
阿部写真館 茨城 プレイアトレ 土浦店では、前撮りや当日撮影はもちろん、後撮りも承っております。
プランはご希望に合わせてカスタマイズすることができるので、ぜひお気軽にお問合せください。
徳島店 大阪店 はこちら
※大阪店はウェディングフォトがメインですが、ナチュラルなスタジオでの七五三撮影も承っております。
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